こんにちは。ぴろくりんと申します。
雨が降った後、車内の「足元、シート、屋根、ドア枠周辺」などが濡れていることはないでしょうか?
もしも濡れていたら、それは雨漏りが発生しているかもしれません。

私の場合は、「数時間どしゃ降り」の後、助手席の足元のフロアマットに直径25センチ程度の水たまりができていましたので、雨漏りが発生していることに気づきました。
私の車も雨漏りしていましたが、自力で漏れている箇所を特定し修理することができました。
なお、修理時に使用した漏れ止め用シーリング材は手元にあったものを使用したので、今回の修理費用は0円でした。
以下の記事では、私が実践した雨漏り修理内容を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
事前準備
今回必要なのは「シーリング材」と、水分を拭き取る為の「タオル」のみです。
シーリング材は、ホームセンターや金物店などで1,000円前後で購入できますよ。(以下の記事にて、私が使用したシーリング材を掲載しておりますので、ご参考になれば幸いです)
作業時間の目安は約60分です。(そのうちの半分以上は、雨漏り箇所を探す時間でした)
雨漏り箇所が屋根上部でしたので、結果的に工具も不要でした。(車種や雨漏り箇所によっては、工具が必要な場合があります)
なお、私は作業しやすいように「マスキングテープ」も使用しましたが、無くても大丈夫です。
作業手順
今回は「スズキ・アルトラパン・HE22S」でご説明します。

雨漏り状態の確認
はじめに、雨漏り箇所を確認します。
下の画像は、助手席の足元です。

青マル部に約150mlほどの水たまりがあり、「雨漏りしている」と気づきました。
赤矢印の箇所も濡れていましたので、赤マル部の上部から水滴が落ち、青マル部に流れていったと考えられます。
私は足元に防水タイプのフロアマットを敷いていたので、雨漏りに気づきやすかったです。
水が浸み込むタイプのフロアマットの場合、目視ではわかりにくいかもしれません。
雨漏り箇所の特定
漏れ箇所を特定するため、濡れている部分を辿っていきます。
雨漏りの通り道①、ダッシュボード裏の下側
上の画像の赤マル部の真上を見てみます。ちょうどダッシュボードの裏あたりです。

赤枠線の部分をさわると、少し濡れていました。きっと、雨漏りの水がつたってきたのでしょう。
更に上部を辿っていきます。
雨漏りの通り道②、ダッシュボード裏の上部
画像は、ダッシュボード裏側の上部です。(助手席足元の奥に頭をつっこみ、上を見上げた状態です)

赤マル部あたりに手を伸ばすと、ほんのり湿っている箇所がありました。
ということは、雨漏り箇所は更に上部だと思われます。
雨漏りの通り道③、助手席側のAピラー
今度は、助手席側のAピラーを見てみます。パッと見では、雨漏りしている気配はありません。
ピラーの内側を見るために、カバーを外していきましょう。

赤矢印がAピラーのカバーです。
青矢印側の隙間に指を入れて引っ張れば、簡単にカバーを外せます。
下の画像が、外したAピラーのカバーです。

カバーを外した時に驚いたのですが、赤マル部の溝全体に水が約250mlほど溜まっていました。
ピラーカバーに水が溜まっていたということは、雨漏り箇所はさらに上部にあることがわかります。
ピラーカバーを外したら、ピラーの上部(下の画像)を見てみます。

上の画像の黄色のマスキングテープは、作業の邪魔にならないように配線を束ねているだけです。
上の画像の赤マル部が少し濡れていました。
さらに上部を調べていきましょう。
雨漏りの通り道④、屋根のルーフモール周辺
車の外から屋根を見ていきましょう。
下の画像は、青矢印のルーフモールを外した状態です。(通常、ルーフモールは赤矢印の溝に挟まっています)

下の画像の青矢印部に亀裂を発見しました。

この亀裂から雨漏りしている可能性が高いです。
雨漏り修理
さっそく修理していきましょう。
今回使用したシーリング材は、シンエツのシリコンシーラントです。

このシーリング材を青マル部の亀裂に押し込むように塗りつけたら、雨漏り修理は完了です。

修理後、何度もどしゃ降りの日がありましたが、雨漏りは再発していません。
これで雨の日も安心ですね!
まとめ
雨漏り箇所の特定に時間を費やしましたが、場所を特定してしまえば修理は簡単です。
以下が、雨漏り対応のポイントです。
- 基本的には、雨漏り箇所の「上」を辿っていけば、雨漏りの原因が見つかります。
- パーツのつなぎ目は入念に点検しましょう。
- トランクルームの下部(スペアタイヤ収納スペース)など、普段目につきにくい場所に水が溜まっている場合もあります。
- 雨漏りが発生している場合、特にどしゃ降りの後に点検すると気づきやすいです。
「雨漏り」は別のトラブルを引き起こす可能性がある為、早期に対処することでリスク回避でき、修理費用を抑えることにもつながります。
雨漏りが気になる方は、乗車する際に少し気を配ってみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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